INTERVIEW
自分たちの「CI:MI・BI・VI」ができて、会社方針が明確になりました。
―社内ファシリテーターによる社内浸透がさらに進み、大きな変化があったと伺いました。
竹内様
―CI:MI・BI・VIを作った効果は実感されていますか?
竹内様
「皆さん、Share JOY! Share LOVE!できてますか?」
「私たちがありたい姿は、Share JOY! Share LOVE! 人と喜びを分かち合い、人に愛される企業=必要とされる企業になることですよね?」
「今あなたがやっていることは、お客さまに愛されますか、喜びを分かち合えますか?」
そんな会話が会議の中で飛び交うことが増えています。共通言語ですね。まだ完全に浸透しているとまでは言えませんが、組織の体質改善の一歩だと思っています。
願わくは、全社員が一言一句そらんじて、これをもとに行動ができたら最高。そのためにも、自分が守っていないと人に言えないので、守り続けていきます。
共通言語ができる前は、みんなバラバラで。目指すべき方向が定まっていなかった、という雰囲気でした。
―共通言語ができる前は、どのような雰囲気だったのでしょうか?
竹内様
割とみんなバラバラで。「個性豊か」といえば聞こえがいいですが、みんな、行きたい方向に行っちゃう。(笑)
それもあって「7つの習慣(R)」を入れたという背景もあるのですが、うちのオリジナル欲しいよねとなったときに、CI:MI・BI・VIが必要なんじゃない?という話をしました。
でも、「CI:MI・BI・VI」を創っただけじゃ、意味がない。これをもとに行動しないと意味がないから、取締役はじめ経営層に、「絶対にこれを部署で浸透させるって約束できますか?」と念押しして。そしたら、「する!」と約束が出来たから安心して作れました。
そんな約束もあって、会議で「皆さん、Share JOY! Share LOVE!できていますか?」という会話が飛び交うようになったのもあると思います。
風化させないためには、常にビギナーを作り続けること。
―導入されて、5年以上経たれていますが、どんどん進化されていると感じます。風化させないために工夫されていることはありますか?
竹内様
毎回「7つの習慣受けました」という、ビギナーをつくり続けていくことによって、劣化しにくくなりました。ビギナーを作り続けるためにも、少人数制にして、常にビギナーがいる仕組みにしています。
最初に学んだ社員はもう5年経っていて、正直、忘れていることもあるんです(笑)でも、新たに受講した社員がいると、受けた後、嬉しそうに「パラダイムって何だっけ?アウトサイドインって何だっけ?」と話すんですよね。特に若手の社員たちが受けた後は嬉しそうで。
常に新しく学ぶ人がいて、「今日こういうこと学んで、こういう気付きがありました」という循環があるからこそ、社内で「7つの習慣(R)」が風化せずに済んでいます。
ビギナーを作り続けることと、社内ファシリテーターを育成することが「熱」を継続する答えだと思います。
―今後の展望についてお教えください。
竹内様
工夫をしながら「7つの習慣(R)」のキーワードを誰に言っても、ちゃんと正しく通じる、正しく使える共通言語になっている、定着している状態をつくりたい。
ビギナーをつくり続ける、私も走り続ける、ですね。
私が「7つの習慣(R)」研修を受講した時のファシリテーターは、FCEの石井さんだったんですけど、それこそ劇薬だったんですよ。受講後、胸にぐっとこみあげて熱が上がって、研修が終わったその次の日の朝に、社長のところに行って「これ、絶対うちの会社に入れたほうがいいと思うんです!」と言いにいったぐらい。そのくらい熱が高ぶる状態だったんですけど、だんだん冷めてくるじゃないですか。
つまり、外部で受けると、熱は、すごく上がるんです。だけど、継続が難しい。という意味では、ファシリテーターが社内にいるというのは、すごく大事なことじゃないかと私も思います。なかなか進んでいませんが、ファシリテーターの後任を育てることにも力を入れていきたいですね。
たくさんいい効果、変化があったのですが、その中でも会社の「CI:MI・BI・VI」ができたことは大きいですね。これも「7つの習慣(R)」が元になっているんです。
CI:MI・BI・VIができたきっかけは、社長が「7つの習慣(R)」研修を受講したことからスタートしました。社長が受講して、2日目が終了したときに目の色変えて、「これは全社で絶対実施したほうがいい。7つの習慣をうちの社風にする」と決めて、「CI:MI・BI・VI」を作成するきっかけになりましたし、全社員が受けることになりました。
このCI:MI・BI・VI、社長、取締役2人、事業部長、私の5人で40時間位かけて作ったんです…!本当は全社員でやりたかったんですけど、業務が止まるのとスピードに支障が出るので、5人で。5日間つぶれましたが、胸を張って掲げられる、私たちらしい「CI:MI・BI・VI」になったと思います。
私たちらしい共通言語ができて、体質改善の一歩を踏み出したと感じます。
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