自走してもらうために共有するべきこと
「自分で考えて!」といくら言っても、指示待ちになってしまう理由って何でしょうか?
そして、仮に自分で考えたとしても、的外れなものになってしまう理由は?
実は、ここに「自立・自走」の鍵があります。
部下に自走してもらうために、まず、最初に上司である私達がしなければいけないことがあります。
それは、「目指す方向」の共有です。
いくら「自走して!」と言っても、どの方向に進んでいけばいいのかが曖昧な状態だと、具体的に「何をするのか」を考えるのは難しいし、中々一歩踏み出すこともできませんよね。
また、たとえ目指す方向が分からなくても、「とりあえず走りだそう!」では見当違いの方向に走っていってしまうかもしれません。
組織やチームが目指す姿を実現するには、『自分が何を担い、何に挑戦し、何を実現していけばいいのか?』
これを、一人ひとりが考えることができるようになるためには、まず「組織・チームの目指す方向」を具体的に共有する必要があります。そして、目指す方向を具体的に共有するとは、「目的=なぜ、何の為に」「目標=いつまでに、どんな状態にするのか?」の2つを共有するということです。
部下の方に「自走してほしい!」と思ったときにはこの2つは共有できているかな?と確認してみてください。
そして「共有できてないかもしれない」「一応共有しているけど、理解が不足しているかも」と感じたとき。
そんなときはぜひ、部下の方と一緒に「目的=なぜ、何の為に」「目標=いつまでに、どんな状態にするのか?」を確認することから始めてみてはいかがでしょうか?
組織やチームの目指す方向を理解できれば、部下の皆さんも自ら考え、行動を起こしやすい状態になり、自走の一歩を踏み出しやすくなるのではないでしょうか?
少しでも今回の内容が皆様にお役に立ていただければ幸いです!
次回は、「目的=なぜ、何の為に」「目標=いつまでに、どんな状態にするのか?」を共有した後、自走人材を育成するために、上司の皆さんはどんなサポートすればいいのか?について、お伝えできればと思います!
次回もお楽しみに!
松村でした!