「成長できる環境ですか…?」
Z世代は企業選びにも「安定性」をすごく重要するようです。
「安定した人生を望んでいる」
「安定した暮らしを送りたい」
と言われているそう。
少し前のミレニアム世代は「楽観的」「理想主義」といった価値観を持っていると言われていたことを考えても、大きく世代感が変わったと言えますね。
事実、新入社員の面接を担当する中でも「成長できる環境かどうか」という質問を受けることが増えて来たように思います。
Z世代が「安定性」を選ぶとはいえ、終身雇用や年金暮らしなどの「甘い理想」は描いていないんです。
そもそも終身雇用なんて概念がないようです。
彼らがいう安定とは、「成長」。
彼らは、長期的な安定は自分自身の成長でもたらされる。
「自らの成長」こそが「長期的な安定」につながるという風に考えているということ。
自分が成長する前提で見て会社や仕事を選んでいるんです。
事実、新入社員が就職先を確定させた際の決め手は3年連続で「自らの成長が期待できる」ということが1位。
とはいえ、成長する必要はある、と自覚しているけれども目指す姿はあいまいで、どう成長していけばいいのかはっきり描けているわけではない…という人もいます。
将来が不安だから成長したい、けれど…何かになりたいわけではない。
というのが、Z世代の特徴なんですよね。
目指すビジョンや姿を示すこと
そう考えると、2008年にリーマンショックが起きた時には、彼ら彼女らはまだ7歳~8歳。
東日本大震災の時も小学生です。
幼い時期に様々な変化を見てきた世代だからこそ、そう思ってしまうのは必然なのかもしれません。
先行きが不安定になる世の中で、将来が不安で不安でしょうがないのでしょうね。
Z世代の価値観や特徴を踏まえると、「未来のキャリアビジョンを描くことができる環境」を作ってあげること。
そして、「どのように成長してほしいのか」というビジョンを共有してあることがZ世代を育成しWin-Winの関係を生み出すために必要なのかもしれません。
松村でした。