弊社の7つの習慣(R)研修では、「ストローク」という内容についてお伝えしていますが、「リモートワークになって、部下を褒めるのが難しい…」と、ご相談を受けることが多いです。
褒めるのが苦手で…
「ストローク」とは「人が他者に与える表情・注意・反応・言葉などの他者との関わり」のことです。
「褒める」は、ストロークの中でも、「プラスのストローク」として心の栄養として貯まっていくと言われています。
実は、褒めるのが苦手とおっしゃる方でも、これまでプラスのストロークをしていなかったかといわれるとそうではなくて。
いろいろな方法でストロークをしていたんですよね。
たとえば、飲みに誘って、腹を割って話すとか、タバコ吸いながら雑談するだけでもプラスのストロークでしたよね。
落ち込んでいるメンバーの肩に「ポン」と手を置いて励ますだけでも、プラスのストロークになっていたかもしれません。
ちょっとした「頷き」や「目線」「存在」「空気感」だけでも、ストロークになっていました。
ですが、リモートワークになり、なかなかお酒の席にも誘えないし、タバコを吸う人も減るし、誰かと同じ空間にいることも少なくなってきました。
ストレートな表現以外でのコミュニケーションがどんどん通用しなくなって…
そうすると、「褒めるのが難しい」「ストレートに褒めるのは照れる」と感じてしまうのかもしれません。
正面から褒めるには、トレーニング
正面からストレートに褒めるには、「トレーニングするしかない!」というのが正直なところです。
褒めることに慣れていないと、いざ褒めてみても…
「よかったよ」
「すごいね」
「頑張ってるね」
この3つの言葉のループになってしまう、なんてこともあるかもしれません。
リモートワーク上では、「雰囲気」とか「空気感」で伝えることが難しいので…
「言葉」や「表情」といった分かりやすい表現で伝えないといけないのですが…
「それって、じゃあどうすればいいの?」
と思われると思うので、そのあたりのヒントもお伝え出来れば…。
自分がどんなふうに感じているか
「褒める」を上達させていくには、「自分がどんなふうに感じているか」を伝えてあげることがポイントです。
「頑張ってるね」だけじゃなくて、「こういうところが頑張っていると感じるよ」とか、
「あの企画、良かったね」じゃなくて、「ああいう風に企画を出してくれてとても助かる」とか。
その方の素晴らしい企画に対して「助かった」のか「成長がうれしい」のか「今後に期待をしている」なのか…
「自分がどう思っているか」を添えるだけで、とても血が通った褒め言葉になります。
とはいえ、どうしても褒めるのが苦手で照れちゃう人は、まずは「ありがとう」という感謝の言葉を伝えるだけでも全然違います!
「この間の企画ありがとう」
「とても頑張ってくれていて感謝している」
というだけでもいいと思うんです。
褒めるのが苦手、という方は、ぜひ、お試しください!
松村でした!