INTERVIEW
「惨めだな」と思うかどうかを決めるのは、自分自身です。
― 実際に書籍『7つの習慣』や「7つの習慣(R)」研修を通じての感想や気づきを教えてください。
金成様
寺田様
僕は、人生の中で集団生活をしたりとか人が多い中で、色々な価値観を持った人と一緒に生活することが多くありました。
その中で、「7つの習慣(R)」から、人それぞれ「パラダイム」を持っているということを知れて良かったです。
これを知っているだけで、相手に対する接し方やあり方が変わるんですよ。
特に今だと年齢も性別も全然違う、お客様や社内のメンバーがいる中で、これまで育ってきた環境が違えば、価値観も変わってくる。
「それぞれのパラダイムがある」という考えを持つことを大切にしています。
山柴様
最近大事にしていることは、「自分の天気を持つ」ことです。
人間は反応と反応の間にスペースを空けて、反応を選択することができる。これは仕事においてもプライベートであっても大事なことです。
私たちは接客業ですので、時には嫌だな、しんどいなと感じることもあります。ただそこで「惨めだな」と思うかどうかを決めるのは、自分自身です。
「7つの習慣(R)」を通して価値観・考え方を学べたことは自分の人生でも大きな意味を持つと思います。
それでも時々感情的になってしまうことがありますが、 「あ、そうだった」と一時停止して、自分の感情のコントロールができるようになっています。
百地様
「7つの習慣(R)」を学んだ感想としてザックリですが、一回り自己成長できたと感じています。
最近異動になり、主任という役職をいただきました。前の部署よりも人数が多くなったり業務の量も増え、正直いっぱいいっぱいになっていました。
感情的になってしまったり、 自己主張が強くなってしまったりしてたんです。
丁度 、そのタイミングで研修としてやっていた内容が、第1の習慣「主体的である」でした。
物事を前向きに捉えたり、主体的な言葉を使ってその場を盛り上げたりなどを、意識して行動していきました。
もちろん僕自身のためでもありますが、僕がそのことを大事にすることによって部下が自分を見て、同じように大切だと感じてくれる。またさらに今後その部下がさらにその部下ができたときに、 同じような対応ができる。
自分はもちろん、チームとしてスタートする上で学ぶことができてよかったです。
メンバーが感じていることや意見を伝えてくれて、「ああ、こう考えていたんだ」とその時、気がついたんです。
ー実践していく中でどのような変化がありましたか?
寺田様
一番の大きな変化は第2の習慣「終わりを思い描いてから始める」を実践してからだと思います。
プライベートでもビジネスでも自分がやる行動を一つ一つ全てにおいて、目的を、終わりを描くことで思考も行動も変わると思います。
僕が具体的にやっているのは、1年前ぐらいから、会社の業務と自分のビジョンに基づいて、明確に「いつやるか」を決める。
会社のやらなきゃいけない業務とやりたい業務、自分が叶えたいビジョンのやりたいこととやらなきゃいけないことをそれぞれ、明確に「いつやる」っていうのを決める。
結果的に順調に進んでいるかどうかで考えると進んでいない部分もあるし、進んでいる部分もありますが、
まずは終わりを思い描き、立てた計画を行動する。このルーティンを大切にしています。
金成様
僕は第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」を意識しています。
具体的には、「ミーティングや会議で僕がしゃべらないようにする」ということです。
昔、自分だけの意見でチーム目標を決めてどんどんやっていこうとしたときがありました。でも当たり前ですが、それではメンバーがその目標に向かって自走しようとはなりませんし、チームも自走できない。
そこで、まずメンバーにも意見を出してもらうことから始めました。すると、徐々に感じていることや意見を伝えてくれて、「ああ、こう考えていたんだ」とその時気がついたんです。
もちろん難しいこともあって、部下や同僚と面談している中で先に自分の話を言ってしまったり、相手の話している事柄の背景を正しく理解したりするのは、どれも時間がかかりました。
ただリーダーとしてメンバーの意見をひろいながら、チームの目標にその意見を交えていく。するとチームが自走していくきっかけになる。
これを体感できたからこそ、メンバーの意見を聞く、理解することは本当に大切だと思いました。
山柴様
私は、第2の習慣の中の「目的・ゴールを明確にする」ことを実践し、良い変化を感じています。
物事を考えるときに「なぜこれに取り組むのか?」、物事の目的・ゴールを考えます。
会社の施策や、プライベートでの出来事、例えば子供の勉強を教える、そういう小さな細かなことでも、まず目的、「何のためにこれをやるんだっけ?ゴールはどこかな?」という所から考えています。
最近は常に「なぜこれをやるのか?」を考えることが癖になってきましたね。
同時にミッション・ステートメント=自分の中の憲法を研修を通じながら、作成できたことも良かったと思っています。
会社の朝礼で振り返り、自分の憲法とも言えるミッション・ステートメントを常日頃意識し、生活の中にとりこめている。これは「7つの習慣(R)」を学ぶ前には無かった、良い変化です。
高橋様
僕は普段人事を担っているのですが、「この人は自分のことを理解してくれる人」と思われることを目指しています。第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」ですね。
自分から話すのではなく、新しい方と会う初日は喋らない、聞くことに徹しよう、理解に徹しようといつも決めています。質問はバリバリしますけどね。
同時に、今は前に比べると社員数も増えたので、みんなが助け合う「共存協力の場」であるということをいつも伝えます。
他のメンバーの話にもありましたが、10年前と変わりメンバー同士の言い争いも少なくなったと感じています。
みんなが「主体的である」ことを考えて、感情的に行動しない、ポジティブな言葉を使う、相手を思いやるということを当たり前にできるような組織風土になったんですよ。
今はぶつかり合っても、「この人はこの人のパラダイムがあり、こう考えているんだ」と思えるようになったのが大きな変化だと思います。
今後もメンバーが増え、難しい部分もあるかもしれませんが、社員みんなで一体となる組織風土を醸成し続けたいです。
「自分たちがイノベーションを起こそう!」というメンバーを増やしていきたいです。
ー今後、どのように活用していきますか?
北濱様
僕は今まで第1から第3の習慣にフォーカスしていました。ですので今後は第4以降の習慣、「相互依存の関係」をより活用していきたいです。
もともと他の方の考えやパラダイムを受け入れられるタイプではありますが、その方の考えている根本の、本音みたいなところまではあまり理解が出来ていませんでした。
ですので、これからはしっかり相手を理解した上で、相互依存の関係を築いて行きたいです。
高橋様
今後は、新卒の若手メンバーからもアイデアが出てくるようなそんな組織にできればと思っています。
やっぱり社長の提案がどうしても多くなっている現状があります。
ただ、活性化するためにどうしたらいいか、自分たちがイノベーションを起こそう!というメンバーを増やしていきたいです。
新卒のメンバーからアイデアがでてきて、先輩たちも負けずに競いあったりして、アイデアが活気に飛び交うようなそんな組織にしていきます。
私はかなり前から書籍『7つの習慣』や「7つの習慣(R)」研修を通じて学んでいますが、
全部の項目の中で、学ぶたびに第1の習慣「主体的である」が一番根本であると感じています。
特に第1の習慣のなかでも、感情的にならず、主体的な言葉を使うことが難しいですね。
僕は数年前まで主張するタイプで、「がっ」と感情的に言ってしまったりすることもありました。感情に動かされて「じゃあこれはこれで行こうぜ」みたいな。
ただ、数年かけて第1の習慣から感情的にならず主体的になることを意識してきました。
その結果、ポジティブな言い方になったり、主体的な反応を選択をする、感情的にならなくなったと最近は感じています。